第2部 礼典諸式 第9節 教会設立式 教会設立の承認を受けたとき、または家庭集会、あるいは巡回地で教会設立の承認を受けたとき、時を定めて教会設立式を挙行する。司式は本部派遣教師か教区長がこれにあたる。同時に牧師就任式および役員就任式もかねて行うことがある。 賛美 聖歌 477「いざみなきたりて」 祈祷 開会の祈り 式辞 神は聖なる公同教会に連なる見える教会として、ここに一つの教会を設立(建設)させようとしておられます。この教会は( )教団に属し、旧新約聖書を神のことばと信じ、使徒信条を告白し、その教団の規定するところに従って、主の体なる公同教会の使命を達成しようとするものであります。会員はこの教会で神を礼拝し、地上での祈りをし、信仰を養い、伝道のわざに励んで、神の栄光を現すように努めなければなりません。 聖書 エペソ人への手紙1章17-23節 (このほかマタイの福音書16章13-20節、同18章10-20節、ローマ人への手紙12章、エペソ人への手紙4章1-16節等を任意に読むのもよい。) どうか、私たちの主イエス・キリストの神、すなわち栄光の父が、神を知るための知恵と啓示の御霊を、あなたがたに与えてくださいますように。また、あなたがたの心の目がはっきり見えるようになって、神の召しによって与えられる望みがどのようなものか、聖徒の受け継ぐものがどのように栄光に富んだものか、また、神の全能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力がどのように偉大なものであるかを、あなたがたが知ることができますように。神は、その全能の力をキリストのうちに働かせて、キリストを死者の中からよみがえらせ、天上においてご自分の右の座に着かせて、すべての支配、権威、権力、主権の上に、また、今の世ばかりでなく、次に来る世においてもとなえられる、すべての名の上に高く置かれました。また、神は、いっさいのものをキリストの足の下に従わせ、いっさいのものの上に立つかしらであるキリストを、教会にお与えになりました。教会はキリストのからだであり、いっさいのものをいっさいのものによって満たす方の満ちておられるところです。 祈祷 教会の頭なる私たちの主イエス・キリストの父なる神よ、御独り子を世に遣わし、その十字架の苦しみと復活によって救いのみわざを成就し、主を頭とする教会を建て、御国の経綸を行いたもうことを感謝いたします。 今しもべらに志を立てさせ、ここに一つの教会を設立(建設)して御旨にそわせ、新約の祭壇となさせてくださることを感謝いたします。 願わくは、しもべらが主の教会を尊び、これを愛し、互いに仕えて御名の栄光を現し、世の光、地の塩として、世を照らし且つ清めることができるようにさせてください。 願わくは、この教会を、人の支配するところ、また世の富と力とのつかさどるところとならせないで、ただあなただけが主となって永遠に治めてくださいますように。主の御名によってお祈りいたします。 アーメン。 説教 (牧師と教会に対する勧告を、司式者かその代理者がなす。) 賛美 聖歌 589「めぐみの高きね」 献金 祝辞 賛美(司式者が適当なものを選ぶ) 頌栄 祝祷